冷え性で辛い思いをしている高齢者は65歳以上では全体の60パーセント、75歳以上では80パーセントに達します。
人は加齢により体全体の機能が衰えて、その結果冷え性になる人が増えます。どうしても加齢に伴って血液の循環や新陳代謝、脂肪燃焼などの機能が低下していくので、体が冷え易くなるのは致し方のないことでしょう。
しかし、諦めずに冷え性対策をしっかり行えば、関節の痛みや手足のしびれ、腰の痛みや脱力感など主に冷えから来る症状の進行を抑えることができ、高齢でも快適な日々を過ごせるようになります。さらに、高齢者は体温も下がり易く体温を保つ働きも低下するので寒さに鈍くなり、寒さに気づかずに体が冷え切って低体温症になり、命の危険に至ることがあります。
 急激な体の冷えとそれに伴う症状には特に注意する必要があります。
部屋がとても寒いとか高齢者の顔色が悪く動きが緩慢で、話し方が変だなどに周りの人が気づいた場合は低体温症を疑い、救急車を呼ぶなど、迅速な処置をする必要があります。冷え性は高齢者にとっては命取りになりかねないことを憶えておきましょう。そして、保温性の高い衣類、部屋の温度などに気をつけて、冷え性を予防することで高齢者の人が安心して暮らせるように配慮しましょう。
 例えば、保温スリッパ。たったこれだけで活動性は高まります。
 是非,試してみたいものです。

足の冷えない不思議なスリッパ