家を留守にすることが多いのですが,長期出張などでは,家の中の様子が気になります。
そこでTENVIS製のIPカメラを運用してています。外部からアクセスするために,ルーターを調整しないといけませんでした。以下のように設定することで,外部からカメラにアクセス可能となりました。

まずLANの中にあるIPカメラのMACアドレスを調べる必要があります。IPアドレスがわかっているのであれば,ターミナルを開き,arp -n 150.86.XX.YYなどと入力し,リターンをたたけば,
(192.168.24.5x) at 0:e0:4c:b3:aa:aa on en0 ifscope [ethernet]
などと返ってきます。この場合
00:e0:4c:b3:aa:aa
がMACアドレスです。最初の0は省略されるのだそうです。

次に,ルーターの設定です。
フレッツ光をひいているので,CTU設定から行います。
■サーバー機の固定IP払い出し設定
TOP画面のメニューリストから「詳細設定」ボタンをクリックし設定情報参照画面のメニューリストから「DHCPサーバー機能設定(LAN側固定IP払い出し)」をクリックします。
DHCPサーバー機能設定(LAN側固定IP払い出し)の項目の横にある「追加」ボタンをクリックし各設定項目の設定値を入力します。

NO. 「1」
払い出しIPアドレス 「192.168.24.55」
MACアドレス 「00:02:09:B2:AB」

出来たらOKボタンをクリックします。 TOPにもどり「設定反映」ボタンをクリックして、設定内容をCTUに反映させます。

■静的アドレス変換設定(ポート指定)

設定情報参照画面のメニューリストから「静的アドレス変換設定(ポート指定)」をクリックし新規に追加するアドレス変換ルールの優先順位をテキストボックスに入力します。
「追加」ボタンをクリックしルールを追加する。各設定項目の設定値をプルダウンやラジオボタンで選択か入力すます。

優先 「1」
順位 使用する接続先 「接続先1」
LAN側端末IPアドレス 「192.168.24.55」
プロトコル 「すべてのプロトコル」
WAN側ポート番号 「http」

OKボタンをクリック、戻るボタンで戻ります。

■ファイヤーウォールの設定

TOP画面のメニューリストから「ファイヤーウォール詳細設定」ボタンをクリックし「ファイヤーウォール詳細設定画面へ」をクリックします。
ルール番号を入力後「追加」ボタンをクリックしてファイヤーウォール編集画面へ進みます。

1
許可/拒否 「許可」
使用する接続先 「接続先1」
IPバージョン 「IPv4」
通信方向 「WAN→LAN」
プロトコル 「すべてのプロトコル」
TCPフラグ 「指定しない」
ICMP/ICMPv6タイプ 「空白」
ICMP/ICMPv6コード 「空白」

送信元アドレス 「すべてのアドレス」
送信元ポート 「すべてのポート」
送信先アドレス 「192.168.24.55~192.168.24.55」
送信先ポート 「すべてのポート」

各項目の設定でOKボタンをクリックしファイヤーウォール詳細設定画面で「戻る」ボタンをクリックしファイヤーウォール設定画面で「OK」ボタンをクリックしてTOP画面に戻ります。

最後に「設定反映」ボタンをクリックして、設定内容をCTUに反映させます。
設定反映をしないと反映されません。また設定内容によっては再起動する為一時的に接続が切れます。

これで,外部よりIPアドレスにアクセスすると,IPカメラに接続されるようになりました。

ちなみに,ダイナミックDNSサービスを利用しています。
おすすめは「Do!.jp」です。マックからIPアドレスを更新するには「What’s Up!(ワッツアップ)」というソフトを使用しています。